空を飛ぶものは鳥でさえ、必要な揚力を得るために助走をします。パラグライダーの場合は、助走に入る前に翼を広げて頭上に立ち上げることが必要になります。まず図1の様に、フロントコードとブレークコードを両手に持って、腕を腰の高さにします。目標を見ながら、リラックスして助走していきます(図2)。エアーインテイクに空気が入ると、キャノピーは翼の形にない始め、みるみる立ち上がってきます(図3)。そこで手を真上に上げ、万歳します。左右の手で持っているフロントライザーは、ギュッと握り締めないで、軽く手を添えているぐらいの状態にしてください。
キャノピーが頭上にきれいに広がったら、斜面の傾斜を利用して加速し、パラグライダーに揚力を与えてやります。走りながら、体が持ち上げられる感覚を感じても、飛び乗らずに足が空回りして、自然に体が浮くまで加速します。空中に飛び出したら、まずリラックスして、誘導の言葉どうりに両手を動かしてください。
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